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みぃとクロ。-タルパとの生活-

タルパと生活を共にするオカルトちっくな妄想日記。

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食べる事と食べられる事

今日はクロの話。
色々あって沢山書いた・・・文章オンリーで長くて読みにくい。すいません。
絵は後で掲載したいけど、何とも言えません。描ければ、描きます。

今回はあまり一般的な記事ではないと思います。
当ブログの過去記事を読んでも平気だったという方は大丈夫かと思いますが、慣れてない方は気分不快になるかもしれません・・・ので、念のため注意書きしておきます。


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クロのところへ会いに行ってきた。


会いに行ってみると、この日は黒豹獣人の彼が出てきた。
私を見るや抱き着いて、『グゴゴ』とか『グルグル』とか凄い音で喉を鳴らしながら嬉しさを表現してくれる。体中に振動が伝わってくる地響きの様なこの喉鳴らしも、慣れれば可愛いものだ。
私は彼の身体に手を回すと、モコモコする首や牙が剥き出す頬周りを力を入れてゴシゴシと撫でてやった。


簡単な挨拶を終えたところで、クロが私を抱えた状態で家の中へと入っていく。
いつもの彼なら私を茶の間で下ろしお茶の準備のために台所へ向かうのだけど、今日は抱きかかえたまま座り込んで離れる気配がない。

最近私が忙しくてあまり会えてないし、久しぶりで甘えたいんだろう・・・そう思って彼の良い様に身を任せていたが、いつまでたっても降ろしてくれそうにない。

困った私はクロの手を押しのけて自力で畳の上に降り距離を置こうとするが、すると今度は逃がさんとばかりに私の足を掴み、グイと引っ張ってきた。

いくら加減してくれているとはいえ、力では叶わない。仕方なく彼が私の足を引っ張る動きに合わせてゆっくり体勢を崩しながらしゃがみ込むと、クロはすかさず私の上に覆いかぶさった。

そして私は、畳の上で獣人と横になったまま再び身動きが取れなくなってしまった。


みぃ:「クロどいて、動けない」

クロ:「嫌だ」

みぃ:「どけって。暑苦しいんだよ」

クロ:「嫌だよ。みぃ、大好きだ」

みぃ:「・・・わかった、分かった。今日はどこにも行かない、一緒にいよう」

クロ:「本当?」

みぃ:「うん。約束する」


私が降参したところで、ようやく真っ黒な巨体がのそりと動き私から離れる。
重苦しさから解放された私は、身体を起こしいつものちゃぶ台の前へ移動すると、ホっと一息ついた。

*

ここ最近、パートナーたちとあまり関われていない。
最近・・・と言ったけど、結構前からかもしれない。

普段あまり我儘を言わないクロの今回の様な行動を見ていると、主とあまり関われていないことで鬱憤がたまっているのだろうなと、思う。他の皆もきっとそうだろう。
何だか申し訳ない・・・今日はクロが望むように過ごしてやろうか。


私はクロが用意してくれたお茶を飲み、お菓子をつまむ。とりとめのない会話の中で、クロに何かしたいことはあるかと尋ねると、一緒にお風呂に入りたいと返事が返ってきた。
お風呂か・・・ここのところ入っていなかった。私は彼の求めに応じ、一緒にお風呂に入ることにした。

*

クロとお風呂に入る時は互いに肌を隠すことは無い。

獣人の姿であれ人間の姿であれ、彼の裸体が全く気にならないと言えばウソになるけれど、今までもずっとそうしてきたし、だからこそ今更気遣って肌を隠したところで余計に羞恥心を刺激するだけの様に思えるからだ。

そして今日もいつも通りのスタイルでお風呂に入る・・・が、なんだか落ち着かない。常に視線を感じる・・・今日に限ってどういうわけか、クロが私の様子を監視するようにじっと見ているのだ。


綺麗でつぶらな蒼い瞳を丸くして、キラキラと輝かせながら私を見つめ・・・とか言えば可愛げもあるが、実際のところその様子は『目を見開きらんらんと怪しげな光を放っている』といった表現の方が正しいと言える。

無言のままいつまでも私を見つめる彼に「何だよ?」と、イラついたように言ってみるが、「何でもない」と、返ってくる。
そうやって暫くするうちに今度はいたたまれなくなってきて、私の方から遠ざかろうと広いお風呂の中をアチラコチラと移動してみるが、そんな私の動きに合わせてクロも動き、少しずつ間合いを詰めてくる。

何だ今日のコイツは・・・やり難いったらない。
私は彼の視線から少しでも逃れようと、口元ギリギリまでお湯の中に潜り込んだ。



彼のそんな不可思議な行動に苛立ち戸惑う私ではあるが。
でも本当は、クロがどうしてこんな事をするのか私は知っている。


「お腹すいてるの」


暫しの沈黙の後、私はクロにそう問いかけた。
するとクロは一瞬両耳をピクリとさせたが、黙ってこちらを見つめたままで答えはない。


みぃ:「さっきからジロジロ見て・・・食べたいんでしょう私を。そんなに美味しそう?」

クロ:「・・・・・」

みぃ:「図星だから黙っているの?・・・何か言ってよ」

クロ:「・・・・・」


何となく気付いていたし、あえて聞くつもりはなかった。そのまま知らぬふりをするつもりでいた。
しかしあまりの空気の重さに根負けした私は、その場を凌ごうと余計なことを口走る。その一方でクロは何も答えず、代わりに両目を更に大きく見開きながら鼻の周りをヒクヒクと動かした。


クロは猫又の妖怪故に(?)生まれた当初からずっと私を食べたいと願っているけれど、今までもこの困難をどうにか乗り越え回避してきた(過去記事参照)。しかし、所詮それらも一時しのぎであり根本的な解決には至っていない。
何をどうしようと、いずれ必ず『この時』はやってくるのだ。


「食べていいの?」

ずっと黙り込んでいたクロがそう言うと、身を乗り出しながら私の方へと手を伸ばす。
私は咄嗟にその手を払いのけると後方へ後ずさった。


みぃ:「だ、駄目ダメだめ!!」

クロ:「・・・じゃ、どうしてそんなこと言うの」

みぃ:「だってクロの様子がいつもと違うから・・・変な事言ってごめん」

クロ:「いやいいよ。みぃの言う通りだから。」

みぃ:「そうか・・・ごめんね。」


いつもと違うクロに不安になったとは言え、余計な事を言ってしまった。

折角主の為に我慢していた彼に対し、対象である私の方から『お腹すいたの?食べたいの?』と聞かれ、期待したら『食べちゃ駄目』・・・とか、我ながら失礼過ぎたと反省する。
それから、何でも良いから彼をフォローできるような事を言ってやれればよかっただろうに、結局謝ることしかできなかったし・・・全く駄目な主だ。おかげで場の空気は最悪なものとなった。

でも、この気まずさもまた何かの転機かもしれない。こんな時だからこそ言えることもあるはずだ。というか、ここまできたら言うしかない。
私は今まで感じていた自分の想いを、思い切って彼に伝えてみることにした。


みぃ:「あのさ、お前の事否定するつもりはないんだけど、誰かに「食べたい」って言われたり思われたりする事って、怖い事だと思わない?」

クロ:「みぃがそう思っている事は知っているよ。だからボクはみぃを食べないし、できるだけ言わない様にしている。」

みぃ:「いやいや、私だけじゃなくて普通は皆そう思っているものだよ。クロも言われる立場だったら分かるはずだ。」

クロ:「・・・・・」

みぃ:「えーと、例えば私がクロの事『食べたい』『食べさせて』って言ったらどう思う?困るし、ヤダって答えるでしょ?」

クロ:「いや。」

みぃ:「え?」

クロ:「ボクは違う。困らないしイヤじゃない・・・みぃならかまわないよ。」

みぃ:「そんな、でも・・・なんで良いって言えるの?」

クロ:「ボクはみぃが大好きだから。」

みぃ:「いやいや!あのね、食べられるって大変な事なんです、身体が欠損し、命だって失う事になりかねない。好きだから食べられても平気とか、言わせてもらうがイカれてる。それとこれは別次元で考えるべきでしょう?」

クロ:「一緒だよ。それに身体を全て食べても、それは死ではないよ。」

みぃ:「何故そう言える?理由は?」

クロ:「みぃが大好きだから。」

みぃ:「? ? ?」


この後、何度彼に聞いても同様に、食べる事と食べられる事に対して肯定的な答えしか返ってこなかった。

クロの言葉の表現力の問題もあったかもしれないけれど(あと私の理解力)、私は最後まで彼の言う言葉の意味をきちんと理解することができなかった。だから、この説明文も上手く書けていないかもしれない(分かったらちゃんと書き直します)。

ひょっとして、『愛があれば何でもできる』とか、そういった意味合いだったのかもしれない・・・それならわかるけれど・・・どうだろう。



そしてこの後。
私がおかしな質問(ではなかったと思っているけど)をしてしまったせいか、クロが「自分を食べて欲しい」と言い出した。


みぃ:「クロを食べるなんて私には無理だよ。」

クロ:「それでもやって欲しい。そうしたらボクのこの気持ちがみぃにも理解できるかもしれない。」

みぃ:「な、成程・・・お前がそう言うのならちょっとやってみるか・・・お前の為だ。」


良く分からないが、クロを食べれば彼の本当の気持ちが分かるかもしれないと。ならば、やるしかない。
獣人の(というか、生きてる動物の)食べ方なんて知らないし初めてだけど、とりあえずクロに抱き着き噛みついてみた。

h300505.jpg
※噛みついてます

クロ:「・・・・・」

みぃ:「・・・・・」

クロ:「・・・ねぇ、みぃ」

みぃ:「なんふぁ?(何だ?)」

クロ:「ちゃんと食べてよ」

みぃ:「ふぁふぇふぇんふぉ!(食べてるぞ!)」

クロ:「嘘だぁくすぐったいよ(笑)」

みぃ:「ぶっはぁ!知るかバカ!喰えるかこんなクソ固い肉!!


クロを理解しようと思って一生懸命やってみたのに、くすぐったいとか笑われてなんだか腹が立ったので、思い切りパンチしてやった・・・ちっとも効かないし喜んでたけど。

その後は私もクロに身体中舐めまわされて涎でベトベトになり、再び一緒にお風呂に入ってさっぱりしてきた。

最後は仲良く過ごせたと思う。
少なくとも重苦しかった空気は無くなっていたので、それだけでも良かった。


***
***


クロの事は分からないところもあるけれど、私の可愛い、大事なパートナーであることに変わりはありません。

クロが私を食べたいと願う件についてはあまり触れない様にしてきましたが、今回の事をきっかけに今までできなかった話をすることもできたし、クロを食べると言う、新しい試みができて良かったとも思っています。結局食べることができず何も分からないまま失敗に終わったけど(汗)
でもこの『新しい試み』を通して、『クロの為に頑張っているんだよ』という私の気持ちが、彼にちょっとでも伝われば嬉しい。


それから今回、クロが私を食べたいと願うだけでなく、私に『食べられたい』とも、少なからず思っていた事を知りました。
彼の心理が更に複雑化したように感じます。


もっと関りを持たないと、彼が私の手に届かない(手に負えない)存在になりそうな気がしております。とはいえ、彼をマイナス的な存在として捉えているわけではありません。
私は彼を愛しています。


これからも彼を受け入れるためにできることがあればやってみたいと思っています。私もだけど、彼も悩んでいると思うので・・・どうにかしてあげたいです。


上手くいくと良いな。
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| @クロ | 21:56 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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