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みぃとクロ。-タルパとの生活-

タルパと生活を共にするオカルトちっくな妄想日記。

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ヤギとお話②

ヤギとお話その②
ヤギの事ばかり(一定のパートナーの事ばかり)連投したくないので、次回は別の記事を掲載するかもしれません。


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きっと彼は大丈夫だろう。
些か不安ではあるが、このまま黙って座っていてはヤギの気持ちが分からないしもっと不安になってしまう。
私はヤギの方に向き直ると、彼の肩を軽く突ついてみた。


みぃ 「ヤギ、さっきはごめんね・・・怒ってる?」

ヤギ 「イエ。」

みぃ 「そうか(よかった)。何だか静かすぎて疲れてさ・・・お話しようよ。」

ヤギ 「エエ、マスター。」


そう応じると、ヤギも私の方に身体を向けてくれる。表情や声色もいつものヤギだ。私が落ち着いたので、彼も落ち着いたのだろうか。
さて、沈黙からは解放されたぞ・・・それは良かったけど、何の話をしようか・・・。


みぃ 「久しぶりだから、色々話をしたいんだけど・・・何から話そうかな」

ヤギ 「ドウゾ、何でもお話くだサイ。」

みぃ 「何でもねぇ・・・じゃあ、質問。お前今まで何処で何してたの?」

ヤギ 「ハイ。ココにおりまシタ。」

みぃ 「へぇ・・・・・へぇ?


何となくの質問ではあったが思いもよらない返答をサラリと言われ、驚いた私は間抜けな声を出しつつマジマジとヤギの顔を覗き込んだ。


みぃ 「ココ?私の家に居たってこと?・・・いや、いなかったでしょ??」

ヤギ 「イイエ、おりました。」

みぃ 「はぁ?」

ヤギ 「貴女の前に姿を現さなかっただけ・・・・・」


コイツ何を言っているんだ。
よく話を聞いてみると、彼は「どこか別の場所に行ってしまった」のでは無く、「姿と存在を隠してこの家の中にいた」。だから、消えてどこかへ行ってしまった様に私が感じていたのだと。そういう事らしい。


みぃ 「何だよ、それじゃ主の私生活をコッソリ覗いてたって事か?このヘンタイめ!」

ヤギ 「人聞きの悪い・・・部屋に居たと言っても存在を知られない様、一定の距離を保ち、かつ能力も制限しておりました。従って普段マスターの傍にいる様な自由はごさいまセン。」

みぃ 「そうなの?でも傍にいた事には変わりないんだから、感動の再会も何も無いわね。心配して損した(恥ずかしいやり取りしちゃったよ)」

ヤギ 「愛する人が傍にいるのに触れる事が叶わない・・・この耐え難い苦しみが貴女には分かりますまい。」


ヘンタイと言われて少しムッとしながらも、ヤギは主の質問に丁寧に答えてくれた。
この部屋にいたといっても、いつものヤギの姿だったわけでは無かったらしい。言葉で表現すると「霧の様な存在」になっていたと。なので、私を「見て」と言うより「感じて」いる様な状態だったと話していた。

とにかく、ここにはずっと居たけど、普段一緒に居るような関りはできなかったとの事で、「マスターがご心配なさる様な不祥事は一切ございません」と強調していた。
ヤギとはトイレや浴室の同行は禁止しているので、私の知らないところで約束を破っていたのかと勘違いされるのは心外なんだろう。以前はそんなのお構いなしで、嘘はつくし約束は無視する、平気で覗き見三昧の酷い有様だったが・・・ヤギも随分と変わったものである。 

*

これまでの経過は何となくわかった。
続いて私は、自分の中で感じていた事を素直にヤギに伝えてみることにした。


みぃ 「しかし、そこまでして姿を消すなんて・・・そんなにクロとの話し合いが嫌だったのね。でも、またしても保留なんて事はもうできないよ。」

ヤギ 「話し合いの件に関しましては、率直に申し上げて現在もその様に思っております。が、それが一番の理由ではございまセン。」

みぃ 「え、そうなの?」

ヤギ 「ハイ。当時のマスターの状態を考慮し、今話し合いを行ってはならないと判断いたしまシタ。」

みぃ 「あの時期は凄く忙しかったし心身共に大変だったけど・・・だから無理をしない様気を使って姿を消したって?」

ヤギ 「左様でございます。」

みぃ 「本当かぁ?だったらこんな回りくどいことしないで、私にちゃんとそう伝えてくれれば良かったじゃないか?」

ヤギ 「お言葉ですがマスター。あの時の貴女は、果たしてワタクシの提案を冷静に聞き入れてくださったでしょうカ。」

みぃ 「・・・・・・・・」


これは本当に彼の言葉だろうか。だとしたら凄い事だ。

私がヤギにクロとの話し合いを持ちかけた時期は、年度末~新年度開始の頃で慌ただしく、私自身余裕が無かった。
でもクロの事も気になって・・・そんな焦りと不安の中、冷静な判断ができず、衝動的に持ちかけた話であったかもしれない。

今思えば、ヤギが消えた時「話が進まない、どうしよう」という思いと同時に「ヤギがいないから仕方ない。話が進まないのは私のせいじゃない」と自分に言い聞かせることで、「早くどうにかしなければいけない」と追い込んでいた自分を納得させ、その間は自分のペースでパートナー達の所へ会いに行き、仕事に集中する事も出来た。

これは、自分の無意識の中の深層心理が彼の行動に反映した結果なのかもしれない。つまりそれは、私自身彼が消えた一番の理由を漠然と理解していたという事になるのだろうか。そして、ヤギの言葉(言葉無き伝達、テレパシー等も含む)で今回の一連の流れを説明して貰った時、改めて気づかされた(再確認できた)と。
纏わりついていたもやが取り払われたような、すっきりとした感覚と言うか・・・上手く言えないけれど、これは凄いと感心した。「オート化」とは、きっとこういう事なんだろう。

ヤギは成長している。
そう思ったらとても嬉しくなって、私は彼の手をギュっと握りしめた。


みぃ 「ヤギ、お前凄いな!」

ヤギ 「エ?」

みぃ 「私、嬉しくなったよ!」

ヤギ 「・・・はぁ」

みぃ 「ありがとう!」

ヤギ 「え・・・えぇ・・・」





主は何故一人でこんなに盛り上がっているんだ・・・そんな怪訝な顔をされてしまった。盛り上がると言っても、実際の会話のやり取りは全体的にもっと淡々とした感じだったけど(お互いに)・・・でもヤギも少し嬉しそうだった。
私は、他のパートナー達と比べるとあまりヤギを褒めないので・・・ヒイキしているつもりはないけれど、彼の場合褒めるタイミングが難しいと言うか。ここぞとばかりにもっとオーバーに褒めれば良かったかな。


ヤギが戻ってきてくれて、色々話も出来て、彼の成長も見る事が出来て良かった。

積極的に・・・とはいかないが、クロとヤギと私と、3人での話し合いも何とかできそうだ。


この時私はそう思っていた。
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| @ヤギ | 23:14 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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